糸リフト
選び方
-東京編-

糸リフトとヒアルロン酸注入の違い

目次

年齢が上がるにつれて、口元やフェイスラインのたるみが気になる方は多いでしょう。そんな悩みにアプローチできる施術が「糸リフト」と「ヒアルロン酸注入」です。どちらも比較的ダウンタイムが少ない施術ですが、それぞれの効果や費用には大きな違いがあります。今回は、糸リフトとヒアルロン酸それぞれの特徴や併用時のポイントについてまとめました。

糸リフトとは

糸リフトは、医療用糸を使って皮下組織を引き上げ、お顔のたるみ改善やリフトアップを目指す施術です。糸にはコグ(棘のような突起)がついているため、皮下組織を引っかけて物理的に上方へと引き上げます。

施術では、体内で溶けるPDOやPCLなどの糸を使うのが主流です。溶ける過程で皮下組織のコラーゲン生成を促すため、お肌のハリ向上にも期待ができます。

ヒアルロン酸注入とは

ヒアルロン酸注入は、体に含まれる成分であるヒアルロン酸を注射することで、気になる部位のボリュームアップを図る施術です。ほうれい線や目元などの窪みや凹みを目立たなくしたいときに使われます。

ヒアルロン酸はピンポイントに注入できるので、フェイスラインのバランスを細かく調整したい場合にも適しています。

たるみに効くのはどっち?
5つのポイントで比較

糸リフトとヒアルロン酸はどちらもたるみにアプローチできますが、それぞれ効果やダウンタイムなどが異なります。5つのポイントに沿って、両者の違いを細かくチェックしましょう。

効果を比較

糸リフトの効果

糸リフトは、お顔全体のたるみを全体的に引き上げたい場合に適しています。皮下組織を糸で引っかけて持ち上げ、たるんだ口元や頬、ほうれい線、フェイスラインのゆるみ、二重あごなどを軽減します。

糸リフトのリフトアップ力は使用する糸で異なり、たとえばPLAという素材で作られた糸は比較的硬めで、引き上げる力が強いのが特徴です。一方で、痛みや違和感が生じやすいデメリットもあります。

ヒアルロン酸の効果

ヒアルロン酸注入は、お肌の凹んだ部位などに注入してボリューム感をもたせ、シワやくぼみを目立たなくする施術です。

ヒアルロン酸はもともと真皮や関節などに多く含まれていますが、加齢とともに減少し、頬や額がたるむ原因になります。注射でヒアルロン酸を補えば、皮下組織をふっくらさせてたるみを軽減することが可能です。

フェイスライン全体を引き上げるには、ヒアルロン酸よりも糸リフトの方が向いています。一方で、頬のこけが気になる方、細かい場所をピンポイントで調整したい方には、ヒアルロン酸注入の方が適しているでしょう。

効果が出るまでの時間(即効性)
を比較

糸リフトの即効性

糸リフトのリフトアップ効果は、施術直後から感じることができます。さらに時間が経過すると、糸がなじんでコラーゲンが生成され、肌のハリやフェイスラインの変化を感じやすくなります。

個人差はありますが、安定的に効果が得られるのは施術後1か月頃です。大切な行事が控えている場合は、余裕をもって施術を行うようにしましょう。

ヒアルロン酸の即効性

ヒアルロン酸注入は、打ったその日のうちに効果が表れます。2~3日ほど時間を置くと体内の水分を吸収し、お肌のハリやボリュームアップなどの効果をさらに実感しやすくなります。

糸リフトとヒアルロン酸はどちらも即効性がありますが、より早く効果を確認できるのはヒアルロン酸でしょう。

ダウンタイムを比較

糸リフトのダウンタイム

糸リフトのダウンタイムは、およそ1~2週間です。具体的な症状としては、痛みや腫れ、つっぱるような違和感、挿入部の内出血などがあります。

また、数日間は口が開けにくく、会話や食事の際に不便さを感じることもあります。

ヒアルロン酸のダウンタイム

ヒアルロン酸注入のダウンタイムは、数日~1週間程度です。注入部位に腫れや内出血、むくみを生じることがありますが、徐々に消失していくでしょう。

糸リフトと比較すると、ヒアルロン酸の方がダウンタイムは少なめです。

持続期間を比較

糸リフトの持続期間

糸リフトの持続期間は、半年~2年程度が目安です。ただし、糸の種類や挿入した本数、生活習慣などによって差が表れることもあります。

糸リフトの効果を長くもたせるには、糸がなじむまでマッサージは避ける、寝るときはできるだけ仰向けの姿勢をとる、口周りを大きく動かさないようにするなど、顔への刺激をできるだけ避けるようにしましょう。

ヒアルロン酸の持続期間

ヒアルロン酸の持続期間は、およそ半年~1年程度です。ヒアルロン酸製剤によって違いがあり、やわらかい製剤だと1年ほどですが、硬めの製剤だと2年ほど効果が持続することもあります。

使う糸やヒアルロン酸製剤によって幅があるものの、一般的には糸リフトの方が長持ちしやすいといえるでしょう。

費用を比較

糸リフトの費用

糸リフトの費用相場は、1本あたり1~10万円ほどです。フェイスライン全体をリフトアップする場合、入れる本数は片側3~6本、両側6~12本程度が目安になります。

総額で数十万ほどになることも多く、ヒアルロン酸と比べると費用は高めです。キャンペーンやモニター制度を組み合わせればリーズナブルに施術を受けることもできるので、予算が足りない場合は検討してみましょう。

ヒアルロン酸の費用

ヒアルロン酸の費用相場は、1㏄あたり2~10万円ほどです。使用するヒアルロン酸製剤の量は、ほうれい線(両側)で1~2㏄程度、頬のこけで2cc程度が目安になります。

総額で数万~十数万ほどなので、糸リフトと比べて費用は低めです。

糸リフトとヒアルロン酸の
違いまとめ

糸リフトはコグつきの医療糸を使って皮下組織をリフトアップする施術です。フェイスライン全体を引き上げるのはもちろん、コラーゲン生成を促すため肌質改善効果も期待できます。ヒアルロン酸と比べて持続性もありますが、一方で費用が高く、ダウンタイムがやや長めです。

ヒアルロン酸は、軽度のたるみやボリュームロスを整えたい方に適しています。ほうれい線やマリオネットラインなど凹みが気になる場所にピンポイントで注入できるのも魅力です。ダウンタイムが少なくリーズナブルな点がメリットですが、糸リフトと比べると引き上げ力は物足りないかもしれません。

広範囲のたるみをしっかりと上げたい方は「糸リフト」、シワや凹みを手軽に解消したい方は「ヒアルロン酸」を選ぶのがおすすめです。

糸リフトとヒアルロン酸の
併用は
どっちが先?

糸リフトは全体的なリフトアップ、ヒアルロン酸はボリューム調整とそれぞれ効果が異なります。併用することで、より立体的でバランスのよいフェイスラインを狙うことができます。

たるみが強い方は、糸リフトでしっかりと持ち上げたあとにヒアルロン酸で部分的に調整するとよいでしょう。先にお顔の土台を整えておくことで、より自然な仕上がりに近づけることができます。

頬に影が出るなど凹みの方が目立つ方は、先にヒアルロン酸でボリュームを補ったあとに糸リフトで整える方法もあります。十分なふくらみを持たせておくと、必要な糸リフトの種類や本数を見極めやすくなります。

一般的には糸リフトを先に行うことが多いですが、お顔のたるみやボリュームによって優先すべき施術が異なります。また、クリニックによっては同日に施術を行うことも可能です。

記事監修医師紹介

矢加部文 医師

矢加部文医師
  • 資格:日本形成外科学会専門医、他
  • 所属:日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)、他
  • 長崎大学医学部を卒業後、2002年から長崎大学形成外科に入局。長崎大学病院・長崎医療センター・福岡徳洲会病院で形成外科勤務。
  • 2011年からはナグモクリニック福岡院に勤めながら、福岡大学形成外科レーザー外来・美容医療を担当。その後、メディアージュクリニックで勤務。
  • 2016年に形成外科・美容皮膚科みやびクリニックを開院し、院長を務める。

※学術部分のみの監修となり、医師が具体的なクリニックや施術、商品等を推奨しているものではございません。

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治療内容 中顔面バーティカルリフト
費用 PCLLA6本:298,000円(税不明)
主なリスクと
副作用
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RENATUS CLINIC

画像引用元:RENATUS CLINIC公式(https://renatusclinic.jp/threadlift/)

治療内容 糸リフト
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主なリスクと
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受付時間 11:00~20:00(定休日:年末年始)
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画像引用元:SWAN CLINIC公式(https://fujinka.jp/tr/faceline/thread/)

治療内容 糸リフト入れ放題+マリオネットラインヒアルロン酸+口横サーマジェン
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受付時間 10:00~18:00
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