中顔面の糸リフト

症例

引用元HP：ビスポーククリニック公式
https://bespoke-clinic.jp/cases/case104/

「MWデュアルリフト®」は持続約2年の吸収糸を用い、リフト用糸と固定用糸を組み合わせて 中顔面〜フェイスラインを面で強力に引き上げる切らないリフト。コグ付きPCL糸が皮下で しっかり組織を掴み、ほうれい線・マリオネットライン・ゴルゴラインを一度に改善することを目指します。 糸が吸収される間にコラーゲン生成が進むため、ハリと弾力も長期キープに期待。 施術30分・局所麻酔、腫れは3〜4日程度で落ち着き、翌日からメイク可能と ダウンタイムが短いのも特徴です。

施術内容	MWデュアルリフト®（吸収糸）6〜14本
費用	6本 220,000円／10本 363,000円／14本 451,000円
ダウンタイム	腫れ：ほとんど無し〜3〜4日／むくみ：約1か月／内出血：約1〜3週間
主な副作用と リスク	内出血・腫れ・むくみ・痛み・突っ張り感・感染・糸の露出・凹凸・左右差 など

ビスポーククリニックの糸リフト施術料金

ビスポーククリニックのクリニック情報

中顔面短縮に糸リフトは効果的なの？

中顔面とは鼻根（目の下）から上唇までを指し、顔の “縦の余白” を左右する重要エリアです。ここが長いと大人っぽくシャープに、短いと幼い印象や小顔効果が得られるため、最近は “中顔面短縮” に注目が集まっています。その方法のひとつが糸リフト。

特殊なトゲ（コグ）が付いた吸収糸を皮下組織に通し、頬の脂肪（メーラーファット）を垂直方向にリフトアップしてボリュームを再配置することで、実測値を変えずに見た目の中顔面を短縮できるのが特徴です。

とくに「中顔面バーティカルリフト」と呼ばれる挿入法は、こめかみから頬骨を避けながらS字に糸を走らせ、メーラーファットを上方向へ集中的に吊り上げるため、自然に頬上部がふっくらし、口周りがコンパクトにまとまります。

どのような効果を得られるのか

頬上部のボリュームが正しい位置に戻ると、目の下から口元までの間延び感が軽減され、上半顔と下半顔のバランスが整うため、顔全体がコンパクトに感じられます。

一般に6〜12カ月ほどで糸は吸収されますが、繊維化したコラーゲンが支持帯となるため、ハリ感の持続も期待できます。

メーラーファットを垂直に持ち上げることで頬中央が高くなるため、ほうれい線やゴルゴライン（目頭から斜めに走る影）が折れ曲がりにくくなり、線が浅く見えます。

フェイスラインに比べ表情変化の多いエリアをターゲットにするため、マスクを外したときの“若見え効果”が高いのもポイントです。

中顔面が下がると目の下に凹みが生じ、影クマが定着します。糸で頬中央を上げることで涙袋下の影が緩和され、ハイライトを入れたような明るい印象に。

ヒアルロン酸と違い下眼瞼に膨隆を作らないため、凹凸を避けたい人に向いています。

• ダウンタイム：腫れ 2〜3日、内出血 1〜2 週間程度
• メイク：翌日から可能（クリニックにより差あり）
• 傷跡：こめかみや耳前の髪の中に針穴程度
• 痛み：局所麻酔＋笑気麻酔で軽度〜中等度

年齢とともに気になる顔の変化

リガメントの緩みと脂肪の下降

顔には皮膚・SMAS・靱帯が層状に存在し、リガメントが“顔の骨組み”として脂肪や筋肉を支えています。加齢や紫外線、表情運動の蓄積でリガメントが緩むと、頬脂肪が重力方向へスライドし中顔面が間延び。これがほうれい線やマリオネットラインの主因となります。

ボリュームロスによる影と凹み

加齢とともに骨も吸収されるため、頬骨や眼窩縁の支えが減少し、脂肪が前方へ突出したり下方へ滑落。ゴルゴライン・目の下のくぼみが目立ち、疲れ顔・老け顔の印象に。

皮膚質の変化

エラスチン減少やコラーゲン線維の変性で皮膚が薄く硬くなり、ハリ不足とくすみが進行。平坦な頬面に影が映り込みやすくなり、実際以上に中顔面が長く感じられます。

若く見える中顔面の変化ポイントはどこ？

頬の最も突出したOGカーブが黒目の外側延長線上・鼻翼上部よりやや上に位置していると、立体感と小顔効果が得られます。糸リフトはこの位置を立体的に再構築できる施術です。

鼻翼-口角-頬骨点を結んだ角度が90〜105度付近に収まると、口周りが引き締まって見えます。メーラーファットを上に運ぶことで角度が狭まり、下顔面がすっきり。

美容解剖学的に比率 1:1:1（上・中・下顔面）のバランスが黄金比とされます。中顔面が短くなり上下の比率が整うと、頬下半分の余白が減り若々しくかわいらしい印象が強調されます。

若い子の間で流行る「中顔面短縮メイク」

ハイライト＆シェーディングの黄金ルール

TikTok や Instagram では、涙袋を強調→鼻筋を短縮→頬中央を高く見せる三段構えが定番。具体的には

• 下まぶたに細いラメで涙袋を “下方” に描き足す
• 鼻柱を淡めにシェーディングし、鼻先のハイライトは控えめ
• チークは黒目下の高い位置から水平〜やや斜め上にぼかす

これにより縦の余白が短く錯視され、“童顔×小顔” が完成します。ただし、光と影だけでは横からの立体感や皮下構造は変えられません。骨格や脂肪の位置を物理的に移動できる糸リフトは、メイクの錯覚効果を恒常化したい人にフィットします。

フィルター文化との親和性

スマホアプリのビューティーフィルターも鼻根〜上唇を自動で圧縮し目を拡大するものが多く、“中顔面短縮” の美意識はすでに若年層に定着。30〜40代が SNS 上の自分と実物のギャップに気づいたとき、低侵襲で自然に盛れる糸リフトを選択するケースが増えています。

まとめ

• 糸リフトは頬脂肪を真上に移動させ、中顔面の縦幅を見た目ベースで短縮。
• ほうれい線・目の下の影・ゴルゴラインに同時アプローチし、若見え効果が高い。
• 一般的なリフト手術より術後負担が軽く、ダウンタイムも比較的短い。
• 加齢によるリガメント緩み・骨吸収・皮膚質変化で伸びた中顔面に対し、“構造から立て直す” アプローチが可能。
• 流行中の中顔面短縮メイクとの親和性が高く、メイクで作る錯覚を長期キープしたい人に適している。

施術には個人差があり、腫れ・内出血・感染などのリスクが伴います。詳細は医師の診察を受け、ご自身の状態や希望に合わせて最適な方法を検討してください。